ウゴービ(セマグルチド)とは？肥満治療薬の最新情報と未来への展望？ウゴービってどんな薬？作用機序から副作用、治療の未来まで徹底解説

それでは、ウゴービに関する様々な情報について、詳しく見ていきましょう。

ウゴービ：新時代の肥満治療薬

ウゴービについて、その概要と日本での発売について解説します。

年月日から保険診療で使用できる肥満症治療薬ウゴービについて

公開日:2023/11/25

✅ ウゴービ（セマグルチド）が2023年11月22日に日本国内で薬価収載され、2024年2月22日に発売されることが決定しました。これはアジアで初めての発売となり、世界では6ヶ国目となります。

✅ ウゴービは、2型糖尿病治療薬として開発されたセマグルチドを、肥満症患者にも使用できるようにした薬剤です。効果として、体重減少や心血管系イベントの低下が報告されています。

✅ ただし、ウゴービはダイエット目的での使用は認められておらず、高血圧や脂質異常症などの特定の基準を満たした肥満症患者のみ対象となります。また、厚生労働省のガイドラインにより、ウゴービは特定の医療機関でのみ使用が認められるため、多くのクリニックでは発売直後から使用が難しい状況です。

さらに読む ⇒中野内科｜中野駅前内科クリニック糖尿病･内分泌内科出典/画像元: https://nakano-dm.clinic/blog/post-151/

ウゴービは、肥満症に対する新たな選択肢として期待されていますね。

保険適用には条件があるため、注意が必要です。

ウゴービ（一般名：セマグルチド）は、GLP-1受容体作動薬の注射薬で、2024年2月22日から保険適用された肥満治療薬です。

従来、肥満症の薬物治療はBMI35以上の高度肥満症に限定されていましたが、ウゴービはBMI27以上で2つ以上の肥満関連健康障害がある場合に適応となります。

ウゴービは、リベルサスやオゼンピックと同じ成分を持つGLP-1受容体作用薬で、食欲抑制や胃の運動を遅らせることで体重減少をサポートします。

ウゴービの主な副作用は、悪心、下痢、便秘、嘔吐などの胃腸障害です。

重篤な副作用としては、低血糖や急性膵炎が報告されています。

ウゴービは、保険適用となりますが、あくまで治療目的での減量のみが対象となります。

ダイエット目的での利用は適応外です。

ウゴービの登場により、肥満症の薬物治療が大きく進展することが期待されています。

へえ～！ウゴービって、あのリベルサスと同じ仲間なんだ！でも、対象が限られてるってことは、簡単に手が出せる薬じゃないんですね…。

ウゴービの作用機序と投与方法

ウゴービの作用機序と投与方法について見ていきましょう。

ノボノルディスク、肥満症薬「ウゴービ」を日本発売来年月

公開日:2023/11/23

✅ デンマークの製薬大手ノボノルディスクは、肥満症治療薬「ウゴービ」を2024年2月22日に日本で発売することを発表しました。

✅ これはアジア地域での初発売となり、世界で6カ国目の発売となります。

✅ ウゴービは供給が需要に追いついていないため、発売国や治療対象の患者を制限しており、日本ではBMIが35を上回っているか、BMIが27を超え、かつ2つ以上の肥満関連の併存疾患がある患者のみが対象となります。

さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/markets/global-markets/GPU5CW23E5NM3MUQ5HPN3PHY7A-2023-11-23/

ウゴービは、GLP-1受容体作動薬として効果が期待できるんですね。

注射はちょっと怖いけど、体重が減るなら…って感じです。

ウゴービは、デンマークの製薬会社ノボノディスクが製造する注射型の肥満治療薬で、同社が製造する「サクセンダ」と同じ形式の薬剤です。

GLP-1（グルカゴン様ペプチド）受容体作動薬を活用して血糖値を調節し、食欲を抑制するホルモンを模倣することで作用します。

臨床結果によると、ウゴービを68週間投与した場合、平均で15％の体重減少効果が現れたとされています。

副作用には、嘔吐、下痢、便秘、腹痛などの消化器系障害、頭痛、疲労などがあります。

また、急性膵炎や精神的な変化を引き起こす可能性も指摘されています。

ウゴービは、2.4mgで10740円、毎週1回注射が必要です。

保険適用はありますが、適応条件が厳しいので確認が必要です。

投与量は、1〜4週目で0.25mg、5〜8週目で0.5mg、9〜12週目で1mg、13〜16週目で1.7mg、維持用量は2.4mgで、胃腸症状が起きにくいよう段階的に増量します。

注射かー。ちょっと面倒くさいけど、効果があるなら試してみるのもありかなー。でも、副作用とか怖いな。